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2010年3月

「さようなら」とは

 須賀敦子さんの本を読んでいるのだけど、「さようなら」は「そうならね

ばならぬのなら」という意味だと知りました。リンドバーグ夫妻が千島列島の

海辺の葦の中から救出された後、東京に来ていよいよ横浜から船で出航

するとき、別れに際して大勢の人々が「さようなら」と口にする言葉は「そう

ならねばならぬのなら」との意味だと知り、深い感動につつまれたと夫人の

アンが書いているとのこと。なんとやさしいあきらめの言葉でしょうか。いつも

何も思わずに口にしているこの言葉の深い意味を知り、言葉使いの大切さ

を思わずにはいれません。それにしても、アン・リンドバーグの書いたものを

今後読む機会などあったでしょうか。乱読を極める私ですが、多分ないと思

います。大好きな須賀さんの本を丹念に読むことで、(本当は誰もが知ってい

ることかも)いろいろなことに出会えたのでしょう。歳を重ねても本を読むという

ことは続けていきたいと思います。

冬の霧が峰

P2010_0204_094949 3月の霧が峰

この間、久しぶりの山歩きをしてきました。永らく山歩きらしいことを

していなかったので、本格的な山はパス。霧が峰でスノーシューを

履いて歩きましょうと計画して出かけました。でも、雪は北斜面の

スキー場に残っているだけで、登山道にはところどころにあるだけ

でした。着いた日は、快晴。八ヶ岳連峰、甲斐駒ヶ岳や鳳凰三山

の南アルプスそして振り返れば浅間や黑斑、湯の丸などがくっきりと

雪の峰を光らせていました。何年もかかったけれどそれぞれの頂点

に立ったことを思うと感無量です。車山バス停の近くのペンションに

宿泊しましたが、ここがあたり!シェフがフランスで修行してきたとの

ことで、食事がとてもおいしかったです。また行きたい宿です。

 翌日は車山山頂に登り、コロボックルヒュッテを経過、そこから強

清水のバス停目指して歩きましたが、スキー場に人がいただけでそ

の後は人っ子一人いません。、枯れ草と潅木の茶色の草原を強い

風が吹き渡っていて、その中を歩くというのもなかなか印象に残る

ものです。(でも本当は雪の中をと思っていたのですが、残念)

リフレッシュできて、楽しい2日間でした。

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