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2010年7月

千年昔の真夏には

毎日続く猛暑、外出する気にもならずに本など開いている。

清少納言は夏にはどんなことをしてやり過ごしていたのかなとちらりと

思いついて、というか1000年前にはこれほど暑くは無かったはずだし

一体どんな風に書いているのか急に知りたくなった。ずっと書棚に入れ

っぱなしになっていた岩波の古典文学全集を開けて流し読みをしてみた。

冒頭の「夏はよる。月の頃はさらなり、やみもなほ、ほたるの多く飛びちが

ひたる。また、ただひとつふたつなど‥‥」この辺りは何度か読んだことが

ある。でもこの頃は皐月、まだ盛夏には至らない。

「七月ばかりいみじうあつければ、よろずの所あけながら夜もあかすに、

月の頃は寝おどろきて見いだすに、いとをかし。やみもまたをかし。有明、

はたいうもおろかなり。」

また他のところで「七月ばかりに、風いとうふきて、雨などさわがしき日、

おほかたいとすずしければ、扇もうちわすれたるに、汗の香すこしかかへ

たる綿衣のうすきを、いとよくひき着て昼寝したるこそをかしけれ。」

もっと暑い日には「いみじう暑き晝中に、いかなるわざをせんと、扇の風も

ぬるし、氷水に手をひたし、もてさわぐほどに、こちたう赤き薄様を、唐撫子

のいみじう咲きたるに結びつけて、とり入れたるこそ、書きつらんほどの暑

さ、心ざしのほど浅からずおしはかられて、かつ使いつるだにあかずおぼ

ゆる扇もうち置かれぬる。」 これはメールではとてもこの風情は出ようが

無い。暑い盛りにでも興味深いことや趣のあることを見つけ出して、いとを

かしと興ずる心の持ちようを見習わなくては。清女が生きた1000年前は

平均気温はどれくらいあったのだろうか。

暑中お見舞い申し上げます。

P2010_0721_110503 すさまじいゲリラ的大雨が過ぎ去ったと思ったら

この暑さ。気候がなんだか荒々しくなったというか

今までの温暖な気候なんて言っていられない感じ。

明日も猛暑との予報を聞き、夫と二人で白山を少

し歩こうときめて、翌朝お弁当やお茶など持ち、出

かけました。別当出会を出発したのが8時半、観光

新道を行ける所まで行こうと決めて、ゆっくり登りま

した。室堂までの半分まで行き、ここでお昼にして、

もう引き返すことにしました。山の風は涼しく、汗をかいてもすっきりしていて心地

よいものです。途中、いろいろ花が咲いていました。ササユリ、ゴゼンタチバナ、シ

モツケソウ、ニッコウキスゲ、タカネナデシコ、ミヤマコウゾリナ等など。もっと行くと

高山植物が色とりどりでしょうけど、夫の体力を考慮してここまで。72歳の彼にし

ては結構なことです。途中ゴミ拾いをしながら行ったのですが(実は、環境省の自

然公園指導員なんです)殆どゴミがなく、一昔前に比べると驚くほどの美しさ。

 永平寺の青年僧たち70人ほどが黒いランニングシャツに黒の作務衣のズボン

といういでたちで下山してくるのに会いました。毎年修行の登山をするので、過去

何回か眼にしました。荷物などほとんどなく全く身軽。沈香の残り香がしました。

外来植物の除去作業

昨日は暑い一日でした。朝早く家を出て、自然保護センターに向かいました。

午前中は今あちらこちらで眼にする外来生物、特に植物についてレクチュアー

を受けて、何が問題なのか、そして現状がどうなのか、効果的な除去方法に

ついてしっかり学びました。そして昼食後、近くの、貴重な植物も生息する湿地

に出向き、オオハンゴンソウ(特定外来生物指定)の除去作業をしました。わ

ずか1時間半の作業だったけど汗びっしょりです。ミズトラノオ、ゼンテイカ、コ

バノギボウシ、モウセンゴケなどの在来種が助けて!といってまだ生きています。

ここ近年、ほんとにあちこちで外来種の花が増えてきました。オオキケイギク、マ

ンテマ、ナガミヒナゲシ、キバナコスモス、アレチウリ、ブタナ‥‥もう切りがあり

ません。一旦入ってしまったのを除去することは大変な費用と労力が要ります。

ヒメオドリコソウやコバンソウの凄い繁殖力!畑や庭に入るとあっという間に一

面に広がってしまい、除去にはほんとに苦労します。

思い出してみれば、子供の頃には、キキョウやオミナエシ、ヒャクニチソウ、夏菊

などが庭で咲いていたものですが、今は園芸店で買ってきた、カタカナの名前の

花が横行していて、原産地はアフリカとか北アメリカとか馴染みの薄いものばかり。

まずは庭に植える花から考えなくてはね。

我が家のグリーンカーテンです。

P2010_0708_081745  まだ7月上旬だというのに30度前後の気温。暑さはこれからなんだろうか。それじゃ、まだまだ暑くなるということか。昨日のテレビでは、ヨーロッパ、アメリカなんかでも40度近くの暑さだと伝えていた。やっぱり異常気象なんだな。

 少しでもこの暑さを和らげたくて3年ほど前から、西日の差す窓際にゴーヤを植えてグリーンカーテンを作っている。今年は成長良く、青々と繁って、けなげに日差しを遮ってくれている。じっと眺めていると、時々小さな蝶がやってくる。

庭の木々もだんだん大きくなり木陰も出来てきた。下にいろいろ植えたくさばながすごい生命力で繁りに繁っているので、カナヘビやバッタ、キアゲハなどが増えてきた。蚊がすごいのに閉口。

バードウオッチングのお手伝い

 今日は薄日の差すお天気。午前中に近くの小学校のバードウオッチング

の指導に出かけました。2年生の、まだ鳥になんてなんにも興味の無さそ

うなおちびたちと、学校の周りのたんぼ道を鳥を探しながら歩きました。

 さっそく校庭にスズメ、セグロセキレイ、ヒヨドリを見つけて、ようやく鳥を

見つける楽しさを体験。しばらく行くと小川に出て、オシドリを捜したけれど

いなくて、オシドリの好む環境を学習した後、田んぼに行きました。

 だいぶ伸びてきた稲の上を飛び回るツバメを発見。子供たちに、おうちに

ツバメの巣がある人はいますか?と聞くと、7人中1人だけ。ここは山間部

の農村なのに少ないな~。ちょうどツバメが巣を作っているおうちがあった

ので、中に入れてもらい、観察できました。巣が泥で作られていることや、

親鳥が帰ってきたら数羽のひながいっせいに口を開けて餌をねだる様子

を見て、子供たちは歓声をあげていました。初めて眼にした子が殆どです。

 大木の上で子育て中のアオサギの群を見たりして、この子達の脳裏にな

にがしかの感動が残ったのならいいのですが、さて成果はどうでしょうか。

大弛峠近辺を歩きました。

P2010_0704_152411_2 4日、5日とお天気を気にしながら、山梨県大弛峠に行ってきました。塩山駅前でレンタカーを借りて、林道を走ったんだけど、道路は心配していたほどのことなく、スムーズに峠に到着。登るほどに森林の形態は変わり、カラマツの植林帯からダケカンバやミズナラに変り、峠近くはシラビソなどの針葉樹林帯が広がる亜高山帯。到着してすぐ国師岳に登ったんだけど、小雨が降ってきて、眺望はなし。夢の庭園のハクサンシャクナゲはまだまだ咲く気配はなく、イワカガミ、ゴゼンタチバナなどわずかに見れました。そう、そう、来る途中にクリンソウがきれいだったな

大弛小屋で一泊したんだけど、案じていた食事、なかなか結構で、おいしいおでんやサラダが出て、それからはなんとお鍋!山小屋の食事とは思えないものが出てきました。熟女4人でアルコールも少し頂き、他に誰もいない部屋で気持ちよく休みました。

翌朝は4時30分出発で金峰山に向かいました。雨は上がり、ガスがかかっていたけども、時々風に吹き飛ばされて富士山やミズガキ山など姿を現しました。P2010_0705_062907

金峰山は以前登っているので、私とMさんは朝日岳で遊び

ゆっくりと引き返しました。8時半にはみんな小屋にそろい、朝食。それから下に向かい、杣口の「さわらの森」に入り自然散策。ここがまたすごい森でした。樹齢7,800年?のさわらの自然木や、大トチが森の主のように泰然と聳えているし、あたりの岩岩はすっかり苔に覆われて緑一色。

もののけ姫の世界を後に、塩山に下りて温泉につかった後車を返して帰路に着きました。事故もなく、楽しく山歩きしてきました。感謝、感謝。

P2010_0705_102529

  遠く富士山が見えました。右は、さわらの森で見た、岩

  を抱くさわらの老樹です

「牛の鈴音」を見てきました。

近くの映画館で上映中の韓国映画「牛の鈴音」を見に行ってきました。

韓国映画の主流はスターに負ぶさった映画が殆どだけど、この映画

はただ、79歳になるもうかなりヨボヨボになった貧しい農夫と、これも

同じくらいに年老いた牛との生活を静かにゆっくりと追っているだけ。

彼の口やかましい妻のぐちで状況がつかめる。

P2010_0702_152501_2 場所は慶尚北道の山間の集落。バック

でカッコウが声高に鳴き、夜にはコノハ

ズクがよく鳴いていた。他にもいろいろ

な鳥の声が入っていて、何年か前に彼

の地でバードウオッチングの旅をした時

のことを思い出した。韓国の農村はほん

とに美しい。この映画で改めて認識した。

それにしても良質のドキュメンタリーは見るものに深い感動を与える。先日

BSで見た「李先生と30人の子供たち」という番組もほんとに良かった。

フィクションではなく事実を確かな眼で写し取るということは強い力で見るも

のの心をつかむ。

久しぶりに

オー、マイ、ガッド!うまくいかなくてずっと放りっぱなしに

してあったこのブログ、また生き返った!これからはまた

日々の出来事を少しずつ書いてみようと思います。

このところ、雨はそれほど降らないんだけどムシムシと

暑くていやなお天気が続きます。でもこの間、少しの晴れ間

を見つけて、岐阜県境の部子山に行きました。殆ど林道利用。

頂上にもう今は荒れ果てた牧場跡があり、そこから15分ほど

歩いて山頂です。イブキトラノオ、サワフタギ、アオヤギソウなど

が咲いていました。林道脇にササユリやタニウツギも。もう少し

するとシモツケソウがきれいかな。

今日はこれから、韓国映画「牛の鈴音」を見に行く予定。お友達

から招待券を頂きました。落ち着かないので今日はこれまで。

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