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2010年9月

白山縦走の旅

 9月10日から12日、いしかわ自然学校主催の白山登山に行ってきました。

 10日午後に白峰の望岳苑に宿泊し、白山地域の自然、地質、歴史などの

セミナーを受け、夜は満天の星の観察。9時から広場に出て、望遠鏡や双眼

鏡を使い、アンドロメダ星雲やスバル、ベガなどの星座を教えて頂きました。

木星は大きく輝き、横縞まで見えました。ミルキーウェーはくっきりと横たわり

こんなにきれいな星座が見れることはあまり無いということでした。

ちょうど真野響子さんがゲストと共に宿泊されていて、一緒にお話ししながら観

天できたのは忘れられない一夜となりました。大変に豪華なお部屋と、食事に

明日の室堂の山小屋との落差が大きすぎるのではとちょっと不安。

11日は砂防新道をじっくりと自然観察しながらの登山で、難なく室堂に到着、そ

の後夜は予報どおりの雨風で夜中には雷までなっていました。

12日は岐阜県白川に下山、もうすっかり花の季節は過ぎていて、ナナカマドの

赤い実がたわわに実っていて既に秋に入っていました。大倉山で熱いコーヒー

を入れて頂きほっと一息いれて、白水湖目指して急な山道を下りました。

下山後は温泉で汗を流しスーパー林道を通り出発地に戻りました。

翌日は筋肉痛に悩まされましたが、以前から行きたかった平瀬道を歩けて永年

の希望が達成、ほんとに楽しかったです。スタッフや同行の友に感謝、感謝です。

池澤夏樹氏に会う

 先日我が地に池澤さんがお見えになり、2日間にわたりお話しを

うかがうことができました。参加者定員は極めて少なく、4,50名程。

一日目は、小さな喫茶店が会場で、文字通り膝突き合わす感じでと

ても親密な感じでお話しが聞けました。常々彼の作品は誰のものよ

り良く接しているので、直にお話が聞けてとても楽しかったです。

「日本語の未来」というテーマで、日本語と英語の関係についていろ

いろ話されました。経済がグローバル化されるにつれて、言語が英

語に一本化される傾向が生じ、小説も外国語に翻訳されることを前

提に書いたようなものが現れだしたということです。聞いていて村上

春樹を想定してしまいましたが。日本語で表現した諸々の情緒的な

もの言いをたとえば英語でどこまで翻訳可能なのかとちょっと疑問

に思うのですが。また既に捨ててしまったというか、まさに滅びようと

している各地の方言。我々はもっと大切にすべきだと感じ入りました。

二日目は、作曲家の池辺晋一郎氏との対談。これが池辺さんの連発

するジョークでクスクス笑いながら1時間半が過ぎてしまいました。

 上質の会話のなんと楽しいことか。お二人の知性に触れて幸せな

二日間でした。

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